2016.12.26 不登校関連

不登校状態にある小学生の中学進学と卒業

6264548ee27fe5d9afafbfd2770af5ec_s

長いこと不登校だった小学生の卒業は?

 

子供の不登校が長期間にわたる場合、はたして卒業できるのだろうか、と不安になることもあるかと思います。
これについて、現状の日本の義務教育では、ほぼ間違いなく卒業できるので、卒業の可否についての心配は要りません。

ただ、法律上は校長の判断で留年をさせることも一応可能ではあります。

 

・事例紹介 ~埼玉県川口市の公立小学校の対応~

Wikipediaによると、2003年に埼玉県川口市の公立小学校で、2人の不登校児童について校長が卒業の認定を留保し、春休みの6日間の補習などを経て3月31日に卒業を認めた、というケースがありました。
校長は「小学校修了の力があるかどうか分からないのに中学校へ丸投げするのは無責任。補習の如何によっては卒業を認めない選択肢もあった」という趣旨を述べています。
これはマスメディアにも取り上げられるほど全国的に珍しいケースでした。
逆に言うならば、現実に小学校で留年措置が採られることは、ほとんどないと言ってよいでしょう。

 

義務教育での留年はまずない

 

現状、日本の義務教育での留年は、本人や親が強く希望しない限り行われず、また希望したとしても学校側に断られることが多いといえます。
ですので、小学校の卒業に関しては問題ないと考えてよいでしょう。
しかしながら、中学校に進学した後に上手くやれるかは別の話です。

 

不登校児の中学進学後は?

中学1年生の不登校児の数は、小学6年生と比べ、大幅に増加しています。
小学校で不登校だった子供は、中学に進学しても不登校となる場合が多いようです。
慣れない新生活に入るのは、大人でも大変なことですよね。
まして、不登校だった子供であれば、心理的な負担はそれ以上だと考えられます。
ですから、不登校だった小学生が中学校から通学を再開するにあたっては、様々なことに配慮してあげる必要があります。

 

中学校との意思連絡を大事にする

 

配慮の一つとして、中学校との意思連絡を密にするというものが考えられます。
だからといって、腫れ物に触るように扱えというのではありません。
本人の「学校に通いたい」という気持ち。それを周りがきちんとサポートしてあげることが何より大切なのです。
それでも、数ヵ月後、あるいは新学期には学校に通えなくなるという場合もあり得るでしょう。
そんな時、子供を怒ったり責めたりするようなことは決してしないでください。
本人が一番落ち込んでいるということもあるのです。
温かく励まし、一定期間でもちゃんと学校に通えたことを褒めてあげましょう。

 

「学校」以外の選択肢

 

なにも中学校に通うだけが選択肢ではありません。
不登校児を支援する団体はたくさんあります。たとえばフリースペースや適応指導教室、フリースクールなどです。
その地域ごとに様々にあるので、一度調べてみることをおススメします。

ともすれば、「きちんと学校に通う」という選択肢に縛られがちですが、世の中には多くの道があります。
なによりも優先すべきなのが何かということを、考えてみてください。
子供が笑顔で暮らしていけるようにするために必要なもの。
それは必ずしも「学校」という枠組みに囚われたままでは見えてこないのではないでしょうか。

お気軽にお問い合わせください

関連記事


コラム一覧ページに戻る