2016.11.30 不登校関連

思春期の不登校と向き合う

60ef86617f4037ed902f7216ecabb982_s

思春期の多感な子どもたちは何を考えていて、周囲に何を望んでいるのでしょうか。また、自分をどう扱って欲しいのでしょうか。

子どもたちについてのこうした基礎知識を知っておくことは、子供自身だけでなく親や教師にとっても有益です。今回は不登校になる子どもの特徴についてお話します。

 

不登校の子どもに見られる典型的なパターン

不登校になる子どもには、考え方や行動にどのような特徴が見られるでしょうか。ここでは段階を追って解説していきます。
1.初期段階

攻撃的な言動が見られる時期です。この時期は保護者の側も子どもを登校させようとしてあれこれ干渉(登校刺激)しますから、それが余計に子どもの反発を生みがちです。

子どもによっては、部屋に閉じこもってしまい、外に出たり他の人と合うことを避ける傾向もみられます。この理由としては、人間関係への疲れや他人への恐怖心があると考えられます。

一方で「学校に行こうとしない自分」に対する自己嫌悪も強いため、感情的になったり逆に無感情になったりと、精神的に不安定な様子も見られます。

2.中期段階

外部のストレスから離れることで、子どもが段々と落ち着きを取り戻してくる時期です。保護者の側も現状に慣れてくるため、家庭内の雰囲気は比較的穏やかで良好です。

ただし、家の中に閉じこもる生活が続き刺激が少ないため、やや無気力な態度が見られることもあります。こうした状態は本人も気にしており、「自分は無価値な人間」といった自己否定的な感情にとらわれていることも珍しくありません。

その半面、刺激のない生活を退屈に感じ始めることで、活力を取り戻しはじめるこどもが出てくるのもこの時期の特徴です。

3.後期段階

活力を取り戻し、スポーツにチャレンジしたり自分なりに勉強をするなど、自分の意思で新しいことを始めようとする時期です。

この段階では、子ども自身に前向きな気持ちが生まれており、不登校という現状を変えるきっかけを探していることも少なくありません。ですから様子を見ながら、学校に復帰する計画づくりを始めても良いでしょう。

 

不登校になった子どもが望んでいること

不登校になった子どもが親に望んでいることはただひとつ、「静かに見守ってほしい」ということです。子ども自身、ゆっくり考える時間が欲しいのです。

ですから学校へ行くよう促したり強制したりすることは逆効果。この時期に親が取るべき最善の対応は、子どもの現状を認めて状況を見守る姿勢です。

一方、学校の先生に対しては2つのことを望んでいます。それは「自分に不信感を与えないこと」そして「優しく向き合ってくれること」です。

教師としての義務的な対応は子どもの不信感を強くします。教師という「仕事」を意識するより、一対一の人間として子どもを理解し尊重する姿勢が必要といえるでしょう。

お気軽にお問い合わせください

関連記事


コラム一覧ページに戻る